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あんてす ホルスト・アンテス
1936年ドイツに生まれる。カールスルーエ国立美術学校に学び、1950年代はドイツ表現主義のような強い色彩を用いて描いた。1959年ドイツ青年画家展や、61年パリ青年ビエンナーレなどに出品し、注目される。1962年から63年にかけてイタリアを訪門し、また66年のヴェネチア・ビエンナーレではユネスコ賞を受賞した。1973年以降は、母校に戻って教鞭をとりながら制作を続ける。大きな頭を持ち、胴体がなくてすぐに足に続いており、両腕がむなしく宙に浮いている、独特の人物像は地の神(Gnome)を表現している。マスクのようでもあり、思いにふけっているような巨大な頭は背景の、時には室内であり時には廃墟であったりする光景の中に置かれることによって、現代の神話の英雄として現実化される。その世界は見る者をまき込む夢の共同体を思わせるものであり、エルンストのシュルレアリスム的なドラマに通じるものがあるだろう。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)
カテゴリー:作家
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後期印象派とは?【 美術用語 】 1910年にイギリスの美術批評家ロジャー・フライによって組織され、ロンドンのグラフトン・ギャラリーで開催された「マネと後期印象派展」に由来する語で、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガンの3人を指すものである。印象派や新印象派とは異なる大画家で、後世に多大な影響を及ぼした者という意味内容で、特定の美術運動を指すものではない。しかし、近年ではアメリカの美術史家ジョン・リウォルドが、新印象派やルドンを含めて、おもにアンデパンダン系統の画家たちを総括する用語としてこれを使用したりもしている。 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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