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で きりこ![]() ジョルジオ・デ・キリコ ![]()
1888年ギリシアに生まれる。1978年に没する。両親はイタリア人。アテネの理工学校でデッサンを学ぶ。1906年ミュンヘンの美術学校へ入学し、ベックリーンやクリンガーらドイツ・ロマン派の絵画やニーチェ哲学の影響を受ける。1909年イタリアに帰るが、11年から15年までパリに滞在。パリ時代にアポリネール、ピカソ、ブラック、トリスタン・ツァラなどと交流し、すでに形づくっていた「形而上絵画」の様式を完成させる。それは、古代の建物や人形が広場に長い影を引く神秘的な表現で、事物の背後にある形而上的な領域を暗示しようとするものである。1917年カルロ・カルラらと形而上絵画派を提唱するが、19年からラファエロやリュベンスらの作品を評価し古典的表現に回帰する。その後は、ダダやシュルレアリスムの作家たちと関係を断ち、自作を模倣したり、ヴェネチア・ビエンナーレに反旗をひるがえし「反ビエンナーレ展」を組織するなど話題をふりまきながら流派にとらわれず制作を続けた。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)
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カテゴリー:作家
![]() ![]() ![]() エコール・ド・パリとは?【 美術用語 】 ![]() パリ派。13世紀、聖王ルイのもとで装飾挿絵を描いた画家達を指すこともあるが、より知られた使い方は、20世紀初めにパリで活動した画家達を指す。さらにその中でも、広義では19世紀末の印象派あたりから第2次世界大戦後の抽象主義あたりまでを漠然と指し示す場合がある一方で、狭義では第1次世界大戦頃から第2次世界大戦前までパリで活躍した主として外国人画家達を指し示すこともある。そして一般的には後者の場合を言う。彼らはフォーヴィズム、キュビズム、シュールレアリスム等の20世紀初めの潮流から、直接的にははずれたところで、具象的な、そしてしばしば悲劇的で破滅的な作風をみせた。モディリアーニ、シャガール、スーティン、キスリング、パスキン、フジタ(藤田嗣治)などが代表格である。彼らは一匹狼的であり、人間的交流はあったものの、1つの様式や理論のもとに集まった流派ではなかった。芸術の都パリに生まれた、国際的できわめて個性的な集団であったといえよう。 ![]() ![]() ![]() |
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