1913年スペインに生まれる。2005年没する。生地バルセロナの下町で育ち、13歳からペンキ職人の徒弟として働き、傍ら夜間の美術学校へ通う。雑誌の挿絵や広告ポスターなどを描きはじめるが、18歳の時に絵画制作に専念。1936年スペイン内戦で人民戦線側の兵士として参戦するが、39年人民戦線の敗北とともにフランスに逃れ、パリのモンパルナスに落ちつく。最初は
ボナールや
ヴュイヤールなどに共感した作品を描くが、1944年同郷の先輩である
ピカソに出会い決定的な影響を受ける。1950年代から国際的な評価を得て、各地で展覧会を開催。1956年のヴェネチア・
ビエンナーレ、翌年のサンパウロ・
ビエンナーレで受賞したのをはじめ、1984年のヴェネチア・
ビエンナーレではスペイン代表に選ばれている。絵画だけでなく
オブジェや彫刻、版画、
タピスリーなど様々な分野で活躍し、
ピカソ、
ミロ、
ダリに続くスペイン美術の中心人物の一人と目されている。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年、加筆有)