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「ライバッハ(リュブリャナ)のために」



ライヒレ



ライ麦おばさん



ライング



ラインスベルク



ラウシェンバーグ



ラウルドゥケイザー



ラヴォ



羅漢 一



楽此幽居図



ラグーザ



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裸体像の習作



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ラパン・アジル



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くらーう゛ぇ

アントニ・クラーヴェ

1913年スペインに生まれる。2005年没する。生地バルセロナの下町で育ち、13歳からペンキ職人の徒弟として働き、傍ら夜間の美術学校へ通う。雑誌の挿絵や広告ポスターなどを描きはじめるが、18歳の時に絵画制作に専念。1936年スペイン内戦で人民戦線側の兵士として参戦するが、39年人民戦線の敗北とともにフランスに逃れ、パリのモンパルナスに落ちつく。最初はボナールヴュイヤールなどに共感した作品を描くが、1944年同郷の先輩であるピカソに出会い決定的な影響を受ける。1950年代から国際的な評価を得て、各地で展覧会を開催。1956年のヴェネチア・ビエンナーレ、翌年のサンパウロ・ビエンナーレで受賞したのをはじめ、1984年のヴェネチア・ビエンナーレではスペイン代表に選ばれている。絵画だけでなくオブジェや彫刻、版画、タピスリーなど様々な分野で活躍し、ピカソミロダリに続くスペイン美術の中心人物の一人と目されている。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年、加筆有)


カテゴリー:作家
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新古典主義とは?【 美術用語 】

18世紀後半から19世紀初頭にかけてヨーロッパ中に広まった古典古代(ギリシヤ・ローマ)の復活を目指した美学上の運動や、建築、彫刻、工芸の各ジャンルにわたる美術の様式を指す。考古学的正確さへの強い感心と合理的美学に支えられた古代的モチーフの多用や、完成された表現を特徴とする。ヘルクラーネウムやポンペイの発堀、ギリシアや小アジアへの調査旅行によって、古代への関心が高まり、ヴィンケルマンが著した『ギリシア美術模倣論』などの美学上の影響によって、18世紀後半には支配的な傾向となった。代表的画家はラファエル・メングスだが、ラファエロ,コレッジオ,ティツィアーノや古代美術の作品に基づいて、グランド・マナー(大様式)と呼ばれる様式を生み出し、影響力を広げた。絵画の分野で最もすぐれた成果をみせたのはダヴィッドで、それをアングルが引き継いだ。新古典主義は、19世紀のアカデミズム芸術の基本原理として長く生き続けたが、同時に、遠い古代や異国に対する憧れと官能的なものへの傾斜により、ロマン主義芸術の先駆にもなった。

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