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ぐりーん アンソニー・グリーン
1939年イギリスに生まれる。スレード美術学校に学んだ後、60年から翌年にかけてフランス政府給費留学生としてパリとシャトールに滞在。1963年グルベンキアン賞受賞。1954年からロンドン・グループ展に出品し64年同会会員に選ばれる。1967年から69年までハークネス財団奨学金により渡米し、ニュージャージーとカリフォルニアに滞在。1966年以降ロイヤル・アカデミー展に出品し、71年ロイヤル・アカデミー準会員。1977年同展でエギジビット・オブ・イヤーを受賞するとともに、ロイヤル・アカデミー正会員に選ばれる。1982年には、ブリティッシュ・カウンシル主催で日本各地を巡回した「今日のイギリス」展に出品するなど、現代イギリス具象絵画を代表する作家と目されている。変形キャンバスを用いた複雑な空間に、作家自身の私的な生活を細密な筆致で描き出す表現は、現代におけるアンティミスム(親密派)の表われとして高く評価されている。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)
カテゴリー:作家
外光派とは?【 美術用語 】 19世紀フランス絵画史における呼称。ルネッサンス以降ヨーロッパのアカデミックな美術教育では屋内で油絵を完成するのが習しだったが、19世紀に入ると屋外の太陽光の下で油絵を完成しようとする作家が現れた。そうした作家あるいは制作態度を指す。主題としては風景画が多く、具体的な作家としてはヨンキスト、ブーダンなど印象派の先駆的な役割を果した作家を指し、クールベやコローなどを加えることもある。印象派も屋外での制作に専念しているが、普通は外光派と区別し、むしろ印象派の技法とアカデミックな主題を折衷して19世紀後半のパリ画壇で人気を得たサロンの作家たちを指すことが多い。日本ではサロンの作家ラファエル、コランに学んで1893年帰国した黒田清輝を中心として形成された洋画の新傾向とその一群の作家を指す。黒田が帰国するまで主流であった脂派との対比から、紫派、新派、南派、正則派とも呼ぶ。 |
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