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ふぃりっぷす ピーター・フィリップス
1939年イギリスに生まれる。バーミンガム美術学校に学んだ後、ロンドンのロイヤル・アカデミーに進み1962年に卒業。1966年スイスに本拠を定めるが、世界各地を旅行し制作を続ける。1961年ロンドンのRBAギャラリーの「ヤング・コンテンポラリー」展に、翌62年ポップ・アートの拠点シドニー・ジャニス画廊の「ニュー・リアリスト」展に出品。1962年にサンフランシスコ近代美術館などアメリカ各地を巡回した「今日のイギリス美術」展や、65年にストックホルム近代美術館で開催された「オプ・アンド・ポップ」展などに出品し高く評価される。1967年ストラットフォード・アポン・エイボンのシェークスピア劇場の玄関をデザインし、1976年にはハンブルグ美術協会の「ポップ・アートの再発見」展に出品。「ビルボード」誌などの商業雑誌の写真を題材にしながら、その形態を明快な平面に変え、メタリックな彩色を加えて大画面に構成する作風が知られている。
カテゴリー:作家
デュビュッフェとは?【 作家名 】 1901年フランスに生まれる。1985年没する。家業のワイン商を継いでいたが、1942年41歳の時、絵に専念する決意をする。1944年ドルーアン画廊で初の個展を開く。フォートリエに影響された厚塗りの絵画を発表し、賛否両論をまきおこして大論議を呼ぶ。同じ頃にアメリカでも発表され、おおむね好評を得た。知的障害者や霊、また原始の美術に興味を持つ彼の人間表現は、サロン的な洗練された芸術に対する強烈な告発である。その芸術は、生の芸術(アール・ブリュット)と呼ばれた。彼が生み出す、人間の純粋な欲望にもとづく原始のイメージは、大胆かつ独創的であり、フォートリエ、ヴォルスと共に、アンフォルメルの先駆者として高い評価を受けている。1966年以降は、ポリエチレンに彩色したオブジェや、各地のモニュメントも手がける。1968年には、テート・ギャラリー、アムステルダム市立美術館、グッゲンハイム美術館で、また69年にはモントリオール美術館、77年にはル・アーブル美術館で回顧展。1981年にはグッゲンハイム美術館で80歳記念の個展が開かれた。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年) |
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