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きあ サンドロ・キア
1946年イタリアに生まれる。1965年から69年までフィレンツェの美術アカデミーに学ぶ。1970年代は、ローマ近郊で制作し、80年代に入るとニューヨークを拠点に国際的な活動を行う。具象的な傾向が復活したと言われる1980年代に、イタリアにおこったニュー・ペインティング的な現象、トランス・アヴァンギャルディアの主要作家として注目される。エンツォ・クッキ、フランチェスコ・クレメンテと共に、その名前の頭文字から、イタリアの3Cと呼ばれる。ルネッサンス以降のイタリア絵画の伝統を始め、近代絵画の様々な手法をとらえ直しながら、独自の具象的な世界を創り出している。
カテゴリー:作家
タブローとは?【 美術用語 】 ラテン語で板を意味するタブラ(tabula)に由来する。元来は、西欧美術の板絵のことで、テンペラあるいは油絵具を用いて樫、ぶな、ポプラ、マホガニーなどの木材に描いた作品を示す。14世紀後半から、画枠に張ったキャンバスに描いた作品も含む持ち運びが可能な絵画を指すようになり、建築物に描かれた壁画や天井画と対置して用いられた。額絵(額画)とも訳されるが、紙や地塗塗料が施していない布地に直接描かれた作品は含まない。今日タブローと言うと、出来上った絵画の意味で、作者の思想や構想が画面に組み立てられ完全化されたものを指すことが多い。エチュードなどは含まず、完全に仕上げられた独立した作品を意味する。ただし近代以降、作品の「完成」の概念があいまいとなっており、現代美術に当てはめるには適切でない状況も生まれている。 |
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