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どらおー ジョー・ドラオー
1911年ベルギー、リエージュ近郊のヴォッテムに生まれる。1928年から34年、リエージュのアカデミーに学ぶ。1935年美術史と考古学の学位を取得。1936年シャーベークの高等学校の教師となる。かたわらジョルジョ・ド・ブロイネのアトリエで働く。1940年シャルルロアに住む。1942年シャルルロアのヌーベルギャラリーで最初の個展を開催。1945年、ブリュッセルに移り、この頃から非具象絵画を描き始める。1946年「若きベルギー絵画」展に出品。1947年パリのサロン・デ・レアリテ・ヌーヴェルに出品する。1952年「抽象絵画」を結成する。1953年東京ビエンナーレに「リラ」を出品。1954年「空間主義」宣言を発する。1955年「葵花色−緑 10・54」を出品。1956年「フォルム」の創立者の一人となる。1959年G58ヘッセンホイスで「初期ベルギー抽象画展」を企画開催。1960年「構築する芸術」を結成。1962年カンブルの視覚芸術学校の教授となる。(77年まで)1968年ベルギー美術国際会議の議長になる。1975年ブリュッセルのモンゴメリー駅の装飾を手掛ける。1992年死去。(「ベルギー現代美術展」図録 1994年)
カテゴリー:作家
エングレーヴィングとは?【 美術用語 】 版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは前者の内の一つで最も単純なもの。銅板にビュラン(断面が正方形か菱形の刃をもつ彫刻刀)で線刻し、そのV字型に彫られた凹部にインキをつめ、プレス機で紙に刷り上げる。ビュランで版材を完全に刻り取ってしまうので、ドライポイントのようなまくれもエッチングのような腐蝕による線のくずれもない、冷たく硬質な線が最大の特徴である。単純な技法ではあるが、抵抗の大きいビュランを自在に操り、髪の毛の数分の一の線からあらゆる太さの線までを彫刻するには相当の熟練を必要とする。「エングレーヴィング」とは正に「彫刻する」意である。15世紀前半には、最初のエングレーヴィング版画が登場している。彫刻に用いる刀の名をとって「ビュラン」と呼ぶことも多いが、その場合は同じくビュランを用いる木口木版もその中に含めて考えることができる。 |
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