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大きな木



大久保英治



大倉鶴彦翁夫妻肖像



大栗旌きん



大阪城



大阪府東区役所農商課



大沢昌助



大下藤次郎



大島哲以



大島成己



太田三郎



太田三郎



大智勝観



大束昌可



大塔宮之図



大西荘観



大沼映夫



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大野俊明



大野俶嵩


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 作家(1701)

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いちはら ありのり

一原有徳

1910年徳島県に生まれる。3歳の時、父の伯父が開拓者として移り住んでいた北海道に父母とともに移住。小樽高等実修商科学校に学んだ後、小樽地方貯金局に入局し、第2次世界大戦中の応召時をはさみ、1970年まで同局に勤務しながら制作活動を続ける。1952年油彩画を小樽市展に出品し北海道新聞社賞受賞。1954年から全道美術協会展に出品し、61年会員に推挙される。1958年の全道展、国画会展にモノタイプ版画を出品。1960年の日本版画協会展出品作が評価され神奈川県立近代美術館などに作品が収蔵される。同年朝日選抜秀作展、海外を巡回した現代日本版画展、1962年、64年の東京国際版画ビエンナーレ展に出品するなど数多くの展覧会に出品し活躍。1回切りの転写によるモノタイプ版画や、金属を様々な道具・薬品で加工する凹版の実験により、荒々しいマチエールや金属版の無機質な美しさを持つ力強い作品を生み出している。


カテゴリー:作家
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ジャポニスムとは?【 美術用語 】

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、日本の美術工芸品が、西洋の美術、工芸、装飾などの幅広い分野に影響を与えた現象。および西洋の美術家たちが日本美術の特質を創造的に活かしていこうとする態度。19世紀後半、開国を機に西洋との交流が深まり、日本から陶磁器や漆器、各種の調度品、浮世絵などの美術工芸品が、大量に西洋に伝わっていった。また、ヨーロッパ各地で開かれた万国博覧会を通じて日本の文化は欧米の人々の間で関心を呼び、一種の日本ブームが到来する。日本の美術工芸品に見られる独特の色彩や構図、平面性、装飾性、あるいは自然や身の回りの光景から生まれたモチーフは、印象派ナビ派アール・ヌーヴォー などの美術やデザインの分野に多大な影響を与えた。さらにこの日本好みの風潮は、服飾や日常的な生活様式にいたるまで広がった。この現象には、斬新さへの驚きと少なからぬ好奇の目を持って、日本的な図像や雰囲気を取り入れた異国趣味的な側面も強く見られ、ジャポネズリー(日本趣味)と呼ばれることも多い。これは、18世紀の中国ブーム、シノワズリー(中国趣味)を思い起こさせる。しかし、近年では様々な研究がすすみ、日本美術の持つ造形性、技法、主題、モチーフ等の独自性や、日本の生活様式、世界観に深く触発された現象としてジャポニスムと呼ぶことが定着してきている。

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徳島県立近代美術館2006