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ちぇしゅか カール・オットー・チェシュカ
1878年ウィーンに生まれる。1894−99年、ウィーン造形芸術アカデミーに在学。1898年ゲルラッハ&シェンク出版社のためのポストカードや挿絵を制作。インゼル社など多くの出版社で装丁、グラフィック、広告などを制作する。1902−07年、ウィーン工芸学校で教え、1905年から教授になる。生徒の一人にO.ココシュカがいた。1907年ハンブルグの工芸学校に招かれ、やがて教授となり43年まで勤めた。ウィーン工房には1905年から参加。ハンブルクへ移ってデザイン活動を行う一方で、工房との協力関係も続く。1907年M.ラインハルトの演劇「リア王」の舞台装飾。1908年ゲルラッハ&ヴィートリンク出版社から舞台装飾の挿絵本『ニーベルンゲン』を刊行。工房のためにポストカード、挿絵、アクセサリー、刺繍、ステンドグラス、陶磁器、金属製品などをデザインした。また、キャバレー・フレーダーマウスのグラフィック、ホフマンが設計したホーホライトの狩猟小屋の装飾パネル、ストックレー邸のステンドグラス、パウル・ヴィトゲンシュタイン邸などの装飾も手掛ける。「分離派展」(ウィーン、1900、02、04年)、「装飾美術展」(トリノ、1902年)、「クンストシャウ」(1908、09年)、「工作連盟展」(ケルン、1914年)などオーストリア、ドイツ各地の主要な装飾美術展に参加。1960年ウィーンで歿。(「ホフマンとウィーン工房展」図録 1996年)
カテゴリー:作家
エスタンプとは?【 美術用語 】 本来は版画そのものを意味するフランス語であるが、今日、日本の画商等のあいだでは複製(リプロダクション)版画をオリジナル版画と区別する言葉として用いられる場合がある。具体的には、油彩、水彩、グワッシュ、素描あるいは版画などのオリジナル作品を原画として、彫版師に模刻させたり、写真製版で石版画やシルクスクリーンなどの版をおこして、版画の手法で制作された複製画を指す。作家の監修を経て作家の著名を記入したものや、物故作家の場合は遺族などの著名(サイン)を記入したものがあり、さらに限定番号(エディション・ナンバー)を記入したものなどがあるが、いずれもオリジナル作品とは厳密に峻別されなくてはならない。欧米では画面上に、原作者名、複製の制作年、制作工房等を明示することが広く行なわれている。 |
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