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かぴえっろ レオネット・カピエッロ
画家、デザイナー、装飾美術家、イラストレーター、ポスター作家。イタリアのリヴォルノ生まれ。リヴォルノやスカナで活躍していた画家の大半と面識があったが、どのアトリエにも美術学校にも属していない。彼の最初の肖像画は1886年の日付になっている。92年に初めてフィレンツェの市立美術館に出品。96年には初めての漫画の画集『魔法のランタン』を刊行。98年、パリにいる兄弟を訪ね、定住。1900年にヴェルカッソン印刷所に就職、第一次大戦中はイタリアで通訳をし、19年にヴェルカッソンを辞めて最終的にドヴァンベ社に入った。20年代初頭、イタリアトスペインから多くの注文が来て、多種のクライアントのために数百のポスターを描いた。カピエッロはジュール・シェレ以来、ぽすたのポスター芸術に革命を起こした第一人者である。41年に南フランスのグラースに隠遁、翌年カンヌで没した。(「黄金時代のポスター芸術」図録 1998年)
カテゴリー:作家
ロココとは?【 美術用語 】 18世紀にヨーロッパで流行した装飾様式。バロック様式に続き、新古典主義に先立つ様式で、広く当時の建築、彫刻、絵画、工芸など美術全体にわたる様式。バロックとロココとは、直線を嫌い、ゆがんだ、凝った装飾を好む点では共通しているが、バロックの力強さに比べて、ロココはむしろ優美で軽快であり、S字形の曲線、非相称の装飾、シノワズリ(中国趣味)を中心とした異国趣味が目立っている。社会背景としては、バロック時代の壮麗な宮殿に対する、新時代の社交場である優雅なサロンの勃興、有力な宮延の婦人たちの趣味の影響などがあった。例えば、暗く重いビロードに代って明るい色の絹織物や錦が流行したのも婦人たちの好みによるものであった。絵画ではヴァトー、ブーシェ、フラゴナールなど、彫刻ではファルコネ、ピガル、建築では、フランスにおけるガブリエルの装飾したヴェルサイユ宮の諸室、ボフランの建てたオテル・ド・スービーズなど、ドイツ・オーストリアではキュヴィイエがバイエルンの宮延にこの様式をもたらすなどした。 |
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