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しゅみっと クルト・シュミット
1901年、ザクセン地方のリムバッハに生まれる。1920−24年、ワイマール・バウハウスに在学し、イッテンの予備課程、クレーやカンディンスキーの授業を受け、壁画工房、舞台工房で学ぶ。23年には「バウハウス展」のために「メカニック・パレエ」を手掛ける。24年にはシャヴィンスキーとともにパントマイム「配電盤の男」を上演する。1930年、グライツの織物学校でゴブラン織の技術を学ぶ。1937−41年、美術や郷土史に関する文章を執筆する。1946−52年、ゲラでデザイナー、装飾家として活躍。1952−61年、ゲラの木工所で家具塗装に従事する。1961−89年、抽象画を描き、画家として活動し始める。89年健康上の理由により絵画制作を中断。現在ゲラ在住。(「バウハウス展−ガラスのユートピア」図録 2000年)
カテゴリー:作家
メゾチントとは?【 美術用語 】 版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは前者の内の一つ。まず版面にニードル等の針状または刀状のもので、縦・横・対角線の各方向に線あるいは点刻線を平行して密接に刻む。ここで版面は、一面ドライポイントのまくれを併う線で覆われる。それを、先のとがったこて状のスクレーパーで削り取りへら状のバニッシャーでつぶし、磨くことによって図像を表わしていく。凹部にインキをつめ、プレス機で紙に刷り上げると、最も磨かれた部分は白く、まくれを完全に残した部分は黒く、その間に磨き加減によって無限の明暗の階調が表われる。これがこの技法の特徴であり、メゾは「半ば」、チントは「色調」の意である。17世紀中頃、オランダのジーゲンによって発明され、イギリスやフランスで豊かな階調を表現できることから主に絵画の複製技法として流行した。20世紀に入ると、ブランや長谷川潔などが創造的なメゾチント版画の制作を行なった。 |
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