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ばーとれっと チャールズ・W.バートレット
バートレットはイギリスを拠点としながらも、ヨーロッパ(フランス、オランダ、イタリア等)やアジア諸国(インド、セイロン島、中国、日本等)を旅行し、その各地の風景や人物を水彩や油彩で描いた。銅版、木版にも長けており、同じような主題の版画を制作した。日本には東洋旅行の途中で1915年に立ち寄り、1917年まで滞在。新版画運動を始めた版元の渡辺庄三郎と知り合い、1916年にインドと日本の風景木版画のシリーズを版行した。歌川広重や小林清親等の風景画に影響を受けながらも、浮世絵の平面的な色面構成に西洋写実主義的なディテールを加味した独特の様式で、川瀬巴水や吉田博など木版画の新しい世代に影響を与えた。日本を去った後はハワイに永住した。
カテゴリー:作家
クラインとは?【 作家名 】 1928年フランスに生まれる。1962年没する。1944−46年ニースの国立商船学校、国立東洋学校に学ぶ。また柔道を学び始める。1947年「モノトーン」の構想を得て手や足によるプリントを試みる。1952年来日、1年間滞在し、講道館で四段を得る。1954年から、モノクローム絵画の画集、風船による〈気体彫刻〉や〈スポンジ彫刻〉〈1分間の火の絵画〉などを次々と発表、1958年には画廊内部を空っぽにして白く塗った「空虚」展などを発表し、話題をまく。フランスでネオ・ダダやポップアートに相当する活動を展開したヌーヴォー・レアリスムのグループ結成式を、1960年自宅で行う。自ら「インターナショナル・クラインズ・ブルー」と名付けた、青一色のモノクロームの画面や、金箔・火・水・空気など、ギリシヤ哲学に見られる元素に発想を求めた造形、あるいは人体に絵具を塗って画面にプリントを試みるなど、彼の活動は、芸術そのものの意味を問い掛けている。デュシャンと並んで20世紀美術の最も本質的な問題に関わった作家。 |
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