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いのくま げんいちろう

猪熊弦一郎

1902年香川県に生まれる。1993年没する。本名は玄一郎。東京美術学校西洋画科で藤島武二に師事するが健康上の理由から1926年中退。同年から帝展に入選、1930年頃から「弦一郎」と号する。1936年新制作派協会の設立に参加。1938年に渡欧、主にフランスに滞在する。滞欧中には、アンデパンダン展に出品し、一時藤田嗣治とアトリエを構える。またマティスに指導を受けた。大戦のため1940年帰国した後も、国内外の様々な展覧会に作品を発表する。モダニズムの多様な表現を自由に試み、洒脱な人物像を描いてきたが、1955年からニューヨークに在住し、以後抽象絵画に転じる。抽象に向かってからも作風は様々に発展し、また壁画やステンド・グラス、彫刻的な環境造形物、家具、茶室のデザインなども手掛けている。1964年第6回現代日本美術展では、国立近代美術館賞を受賞した。


カテゴリー:作家
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オブジェとは?【 美術用語 】

本来の意味は、「もの」、「物体」、「客体」のことであるが、もともと芸術とは無関係なもの、あるいはそれらのものの寄せ集めによって構成された芸術作品をオブジェという。また、その作品の構成要素であるものそのものを指すこともある。オブジェとしてのものには、自然に在在する物体や、人間がつくり出した既製品、既製品の部分があり、それらのものが、われわれの日常の感覚や意識を崩してしまうあり方で、作品として存在する。例えば、マルセル・デュシャンが初めて使用したレディ・メイドは、ダダの運動において既製品の本来の役割を否定することで、従来の秩序や価値の体系を破壊してしまおうとするためにオブジェが示された一例であるし、シュールレアリスムにおいては、オブジェはある内的なものの象徴として機能している。第二次世界大戦後は、工場から生み出される廃棄物が、オブジェとして多用されて、新たな展開をみせた。

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