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おかもと たろう

岡本太郎

1911年東京都に生まれる。1996年没する。父は漫画家の岡本一平、母は歌人で小説家の岡本かの子。1929年東京美術学校に入学するが半年で退学、同年フランスに渡り、パリで「アブストラクションニクレアション(抽象・創造)」などの前衛運動に参加する。1940年帰国。41年の第28回二科展に滞欧作を特別陳列し二科賞を受賞する。戦後は一時二科会会員となるが、旧套な画壇に叛旗をひるがえし、一貫して批判的立場を保つ。1950年代までは社会的諷刺のイメージが強い作品を制作するが、60年代からは激しい筆触で人間の原型を思わせるような抽象形態を描く。1970年代日本万国博覧会の〈太陽の塔〉、76年パリの国際会議センターの壁画など、工芸的な仕事や彫刻にも意欲的に取り組む。縄文土器をクローズアップした『日本の伝統』(1956)ほか、『私の現代芸術』(1963)など著作も数多く、『忘れられた日本』(1961)は毎日出版文化賞をうける。(「ピカソと日本」図録 1990年)


カテゴリー:作家
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ネオ・ダダとは?【 美術用語 】

1950年代の末、ニューヨークにおいて、ラウシェンバーグジャスパー・ジョーンズが、あいついで個展を開いた。当時の美術の世界は、抽象表現主義が全盛をきわめていたが、その中で彼らは、日常の具体的、卑俗的な、すぐそれと知れるようなものを画面に登場させ、大胆な画風を示した。ラウシェンバーグは、絵画に布や写真、印刷物などを加えて、雑多なイメージを画面に集めてくるコンバイン・ペインティングを、ジョーンズは国旗や標的などを画面にクローズアップすることで、反芸術の新しい表現スタイルをうちだした。これらの創作活動を、芸術に対する挑戦的な姿勢とみなし、「ダダの再来」という意味でジャーリストが名付けたものが「ネオ・ダダ」である。日本も1960年の読売アンデパンダン展に、ネオ・ダダ・オルガナイザーズというグループが出品するなど、影響を受けている。ネオ・ダダ抽象表現主義につづき、後のポップ・アートの出現をまつことになる。

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