画家、デザイナー、
エッチング・
ビュラン彫師。幼少の頃イタリアのトリノからパリに出、シャヴィル、
ボーヴァルレ、
ウィルに師事。1773年、パリ、トリノ両市の
アカデミー会員となった。1793年ナポリ王は
ポルポラティに版画の学校を設立させ、彼は4年間仕事をした。
ポルポラティの才能は版画の分野で特に発揮され、宗教画、肖像画、風俗画を下絵にして版画を手がけるが、中でも肖像画が優れている。フィ
レンツェのナショナル・ギャラリーに彼の作品が数多く収蔵されている。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)