ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉2. バルトロマイ 波流戸呂舞の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉3. アルバヨの子ヤコブ 或婆夜の子 屋仔舞の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉4. ヨハネ 世跳の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉5. ペテロ 遍天呂の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉6. アンデレ 案出禮の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉7. トマス 登増の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉8. マタイ 馬鯛の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉9. マフテヤ 摩手也の柵



版画集〈11人のポップ・アーチストII〉4. 夢想



版画集〈11人のポップ・アーチストII〉11. タバコ・ローズ



版画集〈壁〉パラシュートのある壁(表紙)



版画集〈壁〉壁と人間 扉



版画集〈壁〉1. 絵解きの壁



版画集〈壁〉2. 鳥のいる壁



版画集〈壁〉3. 壁のなかで動けなくなった人間



版画集〈壁〉4. 壁のあいだを通り抜けている



版画集〈壁〉5. 壁の前のダンス



版画集〈壁〉6. 口ひげを生やした人のいる壁



版画集〈壁〉7. 人間と壁



版画集〈壁〉8. 壁の前で用を足す人たち


<前 (120/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


ばいろす

フランツ・フォン・バイロス

フォン・バイロス侯爵の雅号はシュワジー・ド・コナン。一族は、カール5世の時代にオーストリアに移ったスペイン貴族。ウィーン美術学校画塾で学んだ(クリスティアン・グリーペンケールに師事)後、表向きは肖像画家兼蔵書票の挿絵画家という道を選んだ(1881年迄ウィーンで仕事をしたアルフォンス・ミューシャの影響)。一時的にヨハン・シュトラウスの家族と結びつく(フォン・バイロスは同家の娘アリスの最初の配偶者)。彼は、今日ではむしろきわめて限られた好事家仲間でしか入手できないあらゆる官能文学の挿絵画家(フェリシアン・ロープやオーブレ・ベルズレーになぞらえられる)としての仕事で知られている(ウィーン市立・国立図書館の「スクレタ」コレクションの主な蔵書は、1906年コーヒー商人エドゥアール・ニコラのコレクションから取得したもので構成され、750点を数えた)。フォン・バイロスが挿絵を描いた書物の題名のいくつかをあげると、クレランドの「ファニーヒル物語(2巻、ウィーン、1906年)」、「FLETTRETTE’S PARPLE SNAILS(ベルリン 1913年)」がある。同時代のクリムトシーレの官能的なデッサンや挿絵とは異なり(クリムトはたとえば1907年に「リュシアン・ド・サモザットの遊び女の対話」マックス・ブレ訳の挿絵を描いている)、フォン・バイロスの描く恋愛の場面は、想像された18世紀のものであり、ロココとユーゲント様式をないまぜにしたアラベスク世界である。バイロスは死の3年前にウィーンで出版されたダンテの神曲に約2000点に及ぶデッサンを描いている(内、60点は全頁大で彩色) 。


カテゴリー:作家
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

デ・スティルとは?【 美術用語 】

1917年、テオ・ファン・ドゥースブルフが、モンドリアンの協力を得て、レイデンで創刊し、1928年まで編集にあたったオランダの美術雑誌名。デ・スティルは「様式」の意味。最終号は1932年、ドゥースブルフ夫人が亡夫を記念して発行した「ドゥースブルフ追悼号」(通巻90号)。この雑誌は初めはモンドリアン新造形主義の原理をもっぱら扱っていたが、ドゥースブルフが執筆陣にダダイストやクプカを迎え内容が包括的になったことからモンドリアンは寄稿をやめ、1926年以降は造形されたものの効果や具体性を重視するエレメンタリズムが中心となった。このような経緯があるにせよ、両大戦の間で最も大きな影響を与えた雑誌である。また、デ・スティルの名称は、この雑誌に関係した芸術家、建築家のグループをも指し、彼らが始めた建築様式上の運動にも用いる。それは、キュビスムの影響を受け直角と滑らかな平面の組合せよりなる抽象形態と、色彩は原色と白、黒、灰のみを使用した純粋な抽象的造形を意図したものであった。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

デ・スティル

キーワードを含む記事
3件見つかりました。

  新造形主義

  デ・スティル

  ルートヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエ


<前   次>

徳島県立近代美術館2006