ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


カザーティ侯爵夫人



カザールシャ



橿尾正次



柏原覚太郎



梶原緋佐子



春日部たすく



カストナー



カスバの男







風の中の菜の花



風を忘れた鳥



家族



片腕をあげて座る女



片岡球子



肩掛けを羽織る老女



片瀬和夫



堅山南風



花鳥図



花鳥図



花鳥之図


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 作家(1701)

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ふーごー ふぉん ほふまんすたーる

フーゴー・フォン・ホフマンスタール


この時代の、最も偉大なオーストリアの作家のうちの一人。銀行家の息子。1899年、通う予定だった大学(ロマンス文学の研究者としての経歴)を作家になるために断念する。既にギムナジウム在席時より、注目に値する作品で際立っていた。1890年代には詩や抒情詩的な戯曲を執筆しており、これらの作品は、初期の彼の名声を如才のない唯美主義者として不動のものにした。彼の初期の創作時代のクライマックスを、1902年の散文「手紙(チャンドス卿の手紙)」が際立たせているが、この中で彼は言語に根本的な懐疑を投げかけている。比較的後になってからの作品は、とりわけ中央における道徳への問いで、その後彼は、古代悲劇(精神分析学と関連づけた)や中世の神秘劇(「イエーダーマン」の改稿)の復活をすべく骨を折った。1906年、S.ゲオルゲとの友情関係が壊れ、それとは逆にリヒャルト・シュトラウスと一生涯友情を結ぶことになる。彼はシュトラウスのオペラに気心の合うパートナーとして台本を執筆している。その他に、彼は数多くの文化政策的論文や演説(社会における作家たちのその時代やその当時の立場での悩みに関するもの)を書き、彼の「オーストリア理念」は持続する効果を及ぼしている。彼は編集者としても、又、ザルツブルグ音楽祭の発起人(マックス・ラインハルトとリヒャルト・シュトラウスと共に)としても、後々までオーストリアの文化史に影響を与えた。


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006