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いはら やすお 井原康雄
1932年大阪府に生まれる。1954年から62年に掛けて行動美術展に参加する。1955年に関西学院大学を卒業し、58年大阪の白鳳画廊、59年神戸の神戸新聞会館で個展を開く。1960年と61年に朝日新人展に出品し、62年、63年グループ「テンポ」展を京都市美術館、大阪のそごう百貨店画廊で開く。1963年京都国立近代美術館の「現代絵画の動向−西洋と日本−」展に少数の若手作家として選ばれ、またこの年からニューヨークへ移り住む。1965年、フレデリック・テュースチャー画廊が企画したグループ展に出品、66年にはジャドスン・チャーチでパフォーマンスを発表、67年ストーニー・ブルック大学で個展開催。1970年一時帰国し、大阪芸術センターでパフォーマンスを行う。1988年大阪府立現代美術センターの「〈今日の作家〉シリーズ」展において、過去10年の作品が展覧された。ラテックスゴムを用いて、活字や木の葉の転写を繰り返したり、アクリル系パテの平面に写真を転写したりする作品で知られている。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)
カテゴリー:作家
木版画とは?【 美術用語 】 木を版材とする版画で、ふつう凸版として利用する。版画としては最も古い歴史を持っており、中国では7世紀、日本では8世紀、また西欧では15世紀初頭まで遡ることができる。縦換きした版木を使う板目木版と、輪切りして得られる木口を使う木口木版がある。板目木版の版材には、桜、桂、朴などの広葉樹種が、堅さも組織も一定しているため適している。木目が平行しているものを柾目、平行していないものを板目というが、ともに板目木版である。彫刻刀を用いて版をつくるが、最近は、電動のこぎりで切断した形象を使ったり、伝統的な凸版技法に凹版技法をとり入れるなど表現の可能性を広げている。木口木版は、黄楊や椿のように年輪のしまった均質な密度を持つ堅い木を版木に使う。回転させながら彫刻ができるクッサン(レザー・パット)の上に版木を置いて、ビュランで彫刻する。印刷は、板目木版より強い圧力を必要とする。 |
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