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くらっぐ トニー・クラッグ
1949年イギリス、リバプールに生まれる。研究所技術者として勤務した後に、美術を学んだ。1977年、ドイツ、ヴッパタールへ移住してからは、当地にて制作を続けている。カラフルなプラスチックを色素材として、平面に表したインスタレーションで一躍脚光を浴び、その後、物質の集積を思わせる知的な作風に展開して、欧米を始めとするアートシーンで賞賛された。以後、世界各地の美術館で個展を開催するなどし、作家としての評価を不動のものにする。デュッセルドルフ美術アカデミー教授を経て、2001年からは、ベルリン芸術大学教授として、後進の指導にも意欲的である。20世紀のイギリスの彫刻家としては、ヘンリー・ムーア、アンソニー・カロを継ぐ世代にあって、非常に重要な作家である。
カテゴリー:作家
スーパーリアリズムとは?【 美術用語 】 ハイパーリアリズムとも言う。「リアリズム以上のリアリズム」の意味で、第二次大戦後の美術の傾向のひとつ。1960年代から70年代にかけて欧米、特にアメリカを中心に現われた動向で、抽象表現主義の対極的反動として現われたもの。ポップ・アートや、人体を写実的に描くフィリップ・パールスタインのニューリアリズムなどの影響がうかがわれる。実物とみまがうばかりの完全な再現から、細部のクローズアップによる細密描写や、機械的複製の応用などさまざまな手法があるが、基本的には、写真を利用し、人物、都市のシーンなどを主観をまじえずに克明に描写したり、本物そっくりの人間像を作ったり、物体の質感、光沢を再現しようとしたりする。これらは、またシャープ・フォーカス・リアリズム、フォト・リアリズム、フォト・アートなどとも呼ばれる。一面においては、現代のコピー文化を反映するものともいえるが、その目指す方向は作家によって大きな幅がある。代表的作家としてはチャック・クロース、リチャード・エステス、ドゥエン・ハンソンなどがあげられる。 |
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