![]() |
|||
| データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。 | |||
|
しけいろす ダビド・アルファロ・シケイロス
1896年、メキシコ、チワワに生まれる。国立サン・カルロス美術学校在学中から、メキシコ革命運動に加わる。1919年から22年まで、大使館付武官としてヨーロッパに滞在し、パリで前衛美術に接する。帰国後、リベラやオロスコと共に壁画運動に取り組み、のちに三大巨匠の一人といわれるようになる。1925年から30年は政治活動に集中し、また32年頃からは、展覧会と講演会を組み合わせた形で革命運動を実践する。投獄や国外追放を繰り返し、その都度各地に壁画を残す。また1936年にはシケイロス実験工房を設立し、壁画素材や器具の研究をする。戦後も旺盛な活動を続け、メキシコ芸術アカデミーの初代会長も務める。(「パリ・日本・メキシコ 埼玉県立近代美術館所蔵作品による」図録 1992年)
カテゴリー:作家
フロッタージュとは?【 美術用語 】 フランス語のフロッテー(FROTTER,こする)の名詞で「こすること」を意味する。マックス・エルンストが、岩や木の粗い面に紙をあてて鉛筆でこすって得られるイメージに注目して以来、シュルレアリスムの独特な技法のひとつとして画面構成に用いた方法。製作をすすめようとする紙を、木目のはっきりした板、織り目の粗い布などの上に置き、鉛筆、クレヨンなどを用いて下の表面の状態が表に現われるまでこすって写し出す技法である。こうして得た形は想像力の刺激剤として、無意識下のイメージを表現する作品の出発点に利用することが多く、エルンストはこれを油絵にも転用しているが、そこには物質に触発された、意識下の不安なイメージがあらわれている。 |
||