ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


アラベーラ・ボルトンの肖像



あらゆる試練に耐えて



アララットの船あるいは空の蜜



有元利夫



有山白崖



ある音楽家のための楽譜(徳島会場不出品)



ある種の関係



アルジェのユダヤ人(タンジールのユダヤ人花嫁)



アルジャントゥイユからサノワへの道



ある彫刻家の顔



アルテンシュタイン



アルテンベルク



アルデイア通り



アルトゥール・レスラーの肖像



〈アルトーは兵士たちの前で語る〉



アルハンブラ−ヌイイの祭り



〈ある場面の再現〉



アルバース



Alphabet Skin



アルプ


<前 (6/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


おうす あんこま

クェシ・オウス=アンコマ

ガーナのセコンディに生まれる。1971年から74年の間、ガーナの首都アクラの美術学校に学び、79年から85年にかけてヨーロッパを旅した。翌1986年からはドイツに住み、現在もなお当地で制作に励んでいる。ヨーロッパで生活するようになり、アンコマはその影響を受けながらも、アフリカの精神や美的センスをより深め、自覚的に制作をするようになった。彼の制作の中には、しばしば象徴的な要素が垣間見える。それは、アフリカの地から与えられた豊かな想像力とすぐれた直観を示すものであろう。1976年から77年、81年とアクラでの個展を開いたのち、彼は87年のブレーメンを皮切りに、オッテルスペルク、エッセン、ボムリッツなどドイツ各地で作品を発表し、92年にはスペインのマドリードで個展を開いている。グループ展では1981年の合衆国、オークランドでの「ガーナの画家たち」展をはじめとして、85年「反戦、人権擁護の作家」展、86年「我々はここに生きる」展、87年「絵画’87」展など、ブレーメンの作家たちという名の下のグループ展への出品が目立っている。1993年にはデュッセルドルフでの「多様な美術」展に出品。また、より広範な美術活動として、1992年からゼミナールで「アフリカの芸術」というテーマでの討論の指導にあたり、93年にはロッカムのアカデミーで職に就いている。また同年、版画コレクションのためのリトグラフの制作なども手掛けている。(「同時代のアフリカ美術」図録 1996年)


カテゴリー:作家
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

ノン・フィギュラティフとは?【 美術用語 】

非具象、非形象などと訳す。具象(Figuratif)絵画に対していうもの。1930年代の前衛絵画のうち、一方を代表するシュルレアリスムが具象的形態になったのに対し、もう一方の抽象的傾向が先端的な主張として非具象をかかげ、「アブストラクシヨン=クレアシヨン」に結集した頃から、この語が一般的に通用するようになった。アブストラクシヨン=クレアシヨンは、「抽象・創造」の意味で、1932年にパリで結成された非具象主義のグループで、その名称のとおり、いわゆる「創造的」な抽象を鼓舞することを狙いとした団体である。「創造的抽象」とは、非具象の、一般に幾何学的といわれる要素から構成された抽象作品を意味している。団体活動としては、グループ展組織と、「抽象・創造−非具象芸術」という図版入りの年報を発行した。作家としては、ペウズナー、ガボカンディンスキーモンドリアンドローネーなどで、岡本太郎も参加した。厳密な非具象の追求において、国際的な拡がりにおいて重要な意味をもつ運動である。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

ノン・フィギュラティフ

キーワードを含む記事
2件見つかりました。

  抽象

  ノン・フィギュラティフ


<前   次>

徳島県立近代美術館2006