ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


丸山晩霞



円山四条派



マレーヴィッチ



マンシオン



マンドリンを弾くジプシー女(歌手クリスティーナ・ニルソン)



マンドリンを持つピエロ



「マン・レイ 売れないものたち」展 アルフォンス・シャーヴ画廊



マン・レイ ジュリエット マルセル・ゼルビブ カフェ・ドゥマゴにて



『マン・レイ』 ジョルジュ・リブモン−デセーニュ著



マン・レイ(手・光線)



「マン・レイ」展 ハノーヴァー画廊



「マン・レイ」展 メイヤー画廊



「マン・レイ」展 リーヴ・ドロワット(右岸)画廊



「マン・レイ 発明家・画家・詩人」展 文化センター ニューヨーク



「マン・レイ 非・抽象」展 エトワール・セレ画廊



「マン・レイ 目立たずにつづけるべきこと」展 ビル・コプリー画廊



『マン・レイ写真集 1920-1934 パリ』 ジェームズ・スロール・ソビー編



マン・レイと彼のエマク・バキア ソラリゼーション



「マン・レイの絵と島々のオブジェ」展 シュルレアリスム画廊



「マン・レイの写真作品」展 国立図書館


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 作家(1701)

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あくぱん

サンディ=ジャック・アクパン


ナイジュリア南東部イボン州、アクワの生まれで、イビビオ族の出。土地の小学校しか出ていないのだか、その頃、村や町でよく見かけた陶やセメントの墓標装飾に心惹かれたのだという。小学校を出たあと石工になった彼はある日「自分の中のアーティスト」に目覚め、セメントを用いて、実際にいる様々な人物の像を造り始めたらしい。「サン・ジャーンズ自然彫刻家会社、取締役社長、よろず装飾承ります」と彼の名刺にあるが、何を造るかは注文次第、また時にはその折々の気分次第であるようだ。モデルはスーツ姿のサラリーマンから制服を着た警察官、はては部族の長老までと幅広い。本人の気持ちは別々として、職人といった方が、より雰囲気を伝えているのだろう。像の造り方は、直径1センチほどの鉄筋を骨にして形を作り、その周囲をセメントで肉付けして固め、最後にアクリルを使って何種類もの色を塗り分けて出来上がる。全体に動きが乏しいのは、素材の制約上やむを得ないところである。1989年、「マジシャン・ド・ラ・テール」展(パリ、ポンピドゥセンター)に、これも高級車ベンツや動物を象った棺桶彫刻で知られるガーナのカネ・クウェイらとともに招かれ、一躍世界的に知られるようになった。1994年には、東京・立川での野外彫刻プロジェクトのために来日もしている。(「同時代のアフリカ美術」図録 1996年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006