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〈夕の梨畑〉〈夕の原〉〈夕の景〉



「郵便貯金局25周年」記念文集



郵便物集配車型2人用乳母車



雄風



■芳園







ゆきぞら



雪に埋もれたデプリンクの別荘



雪の白とバラの紅



雪のブール=ラ=レーヌ通り



雪のベッシーヌ・ス・ガンタンプの教会



雪のムーラン・ド・ラ・ギャレット



雪のムーラン・ド・ラ・ギャレット



雪のムーラン・ド・ラ・ギャレット



雪のラパン・アジル



雪道の三人の女



雪山



湯気を立てる薬罐をのせたテーブル



ユゼフ・ヴィルコン



湯田玉水


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はくいをまとえる

白衣を纏える


作家名:伊原宇三郎
制作年:1928年
技 法:油彩 キャンバス
「白衣を纏える」は1928年、パリ滞在中の作品です。椅子に静かに腰を下ろした裸婦が、褐色を基調に、きびしく抑制された色彩で描かれています。豊かな手足の表現、彫刻的なまでに力強い量感のとらえ方などは、新古典主義と呼ばれる時期のピカソに学んだ成果なのでしょうか。派手な色彩やポーズの面白さはありませんが、それだけに重厚で気品のある作品となっています。作者の内なる詩情がにじみ出ているかのようです。まちがいなく伊原の代表作の一つに数えられる作品でしょう。彼にとってもこの作品はお気に入りの作品の一つだったらしく、四十年近くたってからも、使い古したパレットをキャンバスがわりに描いたこれと全く同じ図柄の作品を残しています。


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006