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ぐるぐるもくじ


セザンヌ、救済院の礼拝堂



せせらぎ−版画集『自然の諸相』第12図



世相三題



セック



石鹸の道d)行為の断片”標的”



石鹸「モンサヴォン」(ジャン・カルリュと共作)



石膏のトルソと花



雪舟坐像



雪中孤鹿、雨中曳牛



雪中芭蕉図



雪後



背中を見せた女



せのひくいおれんじはまんなかあたり



蝉丸



セリュジェ



『セルフポートレート』



セルフポートレート



千秋万歳図



センストレム



「宣誓」に着手した時の3つの手の習作


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ふたり(しゅうさく)

二人(習作)

作家名:伊原宇三郎
制作年:1930年
技 法:油彩 キャンバス
伊原宇三郎は、明治27年徳島市に生まれ、大阪に移る18歳まで育った。戦前、戦後を通じて画壇の重鎮として活躍し、帝展や日展の審査員など要職を歴任している。徳島ゆかりの代表的な画家の一人である。この作品は、昭和5年の第11回帝展で特選を受賞した「二人」とよく似た図柄である。制作年は同じ年で、サイズもほぼ等しい。伊原は受賞後、雑誌の取材にこたえて「いろいろのことに災いされて、一枚描き直してみたりもした」と述べているが、あるいはこれがその作品だったのかも知れない。伊原が最も力を入れた人物画には、華々しい色彩や、構図の奇抜さはない。そのような面白さよりも、力強い量感をとらえることに心を砕いたのである。また制作の前にはデッサンや習作を繰り返していた。この作品も安定した構図、堂々とした量感が見事で、即興性や偶然性とは無縁な制作ぶりがうかがえ、伊原の特徴がよく表われた代表作の一つだと言えるだろう。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年05月24日掲載)


カテゴリー:作品
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スーパーリアリズムとは?【 美術用語 】

ハイパーリアリズムとも言う。「リアリズム以上のリアリズム」の意味で、第二次大戦後の美術の傾向のひとつ。1960年代から70年代にかけて欧米、特にアメリカを中心に現われた動向で、抽象表現主義の対極的反動として現われたもの。ポップ・アートや、人体を写実的に描くフィリップ・パールスタインのニューリアリズムなどの影響がうかがわれる。実物とみまがうばかりの完全な再現から、細部のクローズアップによる細密描写や、機械的複製の応用などさまざまな手法があるが、基本的には、写真を利用し、人物、都市のシーンなどを主観をまじえずに克明に描写したり、本物そっくりの人間像を作ったり、物体の質感、光沢を再現しようとしたりする。これらは、またシャープ・フォーカス・リアリズム、フォト・リアリズム、フォト・アートなどとも呼ばれる。一面においては、現代のコピー文化を反映するものともいえるが、その目指す方向は作家によって大きな幅がある。代表的作家としてはチャック・クロースリチャード・エステス、ドゥエン・ハンソンなどがあげられる。

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