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あおぞらのあるじがぞう 蒼空のある自画像
頭もからだもはじけて、まるで爆撃されたよう。きちんと顔が描かれている所にしても、明るい色彩の嵐といった風情だ。ざらざらした絵の表面はこぼれそうに見えて、実は堅固な色の壁。大学の壁画科に学び、ヴェネチアでアフレコ画法の腕を磨き、自分のものとした。漆喰が乾くまでの短い時間に色をさす素早い描写法に、ほとばしるイメージがよくなじでいる。「誰にもみることのできない中身を描かなければ」(絹谷)という。(「コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ」展図録、1995年)
カテゴリー:作品
オートマティスムとは?【 美術用語 】 自動(記述)法と訳される。厳密には「シュルレアリスム宣言」に「理性によるいっさいの統制なしに、かつ美学的、倫理的ないっさいの先入観なしに行われる思考の真実の書きとり」とあるように、意識下の世界を探求するために用いられる方法。この用語はピカビアのインクのしみとか、紙切れを無造作に落すアルプの方法などのように、意図的に偶然の要素を開発する方法にも適用され、1940年代初期のニューヨークのシュルレアリストたちに重要な原理として引き継がれた。その後のアクション・ペインティング、アンフォルメル芸術は、どちらも絵をかく過程を自動的な精神の即興、つまり画家の内的な心の状態を表現する手段とみなしていたので、オートマティスムを自らの特質として受け入れた。 |
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