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だぶりゅけいかく W計画
キャンバスに彩色したとは思えないほど丁寧に仕上げられた、光沢のある黒い面と白い面は、部分ごとに作られてそれぞれ結合されている。従ってそれぞれの部分の継ぎ目は、まるでキャンバスに割れ目が入ったような効果を持つ。端が丸くなった三つの黒い棒状のものが一点で重なっているだけの画面である。はじめ具象的な絵画を描いていた高橋が、その画風を変えるのは1963年にイタリアへ渡ってからである。フォンタナが切り込んだキャンバスの裂け目が導く無限空間と、その節度ある一種の幾何学的フォルムは彼に新しい手掛かりを与えた。形や色が持つ意味から余計なものを取り除き、還元して得られた無機質な形や色を明確な関係で構成する。ただの無意味なものになるかならないかの、ギリギリの接点に彼は立っている。割れ目を持つ人間の姿のように見えるこの作品では、無機質なものがエロスを伴って、軽やかに蘇生している。(友井伸一「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年01月17日掲載)
カテゴリー:作品
グルーズとは?【 作家名 】 ロココ絵画の絶頂期にあって、市民の道徳観、倫理観を反映した教訓画を描いた画家。グランドンのアトリエで学んだ。その後、師とともにパリに出てアカデミーの美術学校に入学した。1755年サロンに出品して一躍有名になる。その教訓的、感傷的な作風は広く一般に親しまれた。特にロココ的な感覚をひそめた少女たちの肖像画は愛らしく、その半身像や顔を数多く描いて名声を得た。晩年、革命以後は財産、名声ともに失い、不遇の中で世を去った。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年) |
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