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だぶりゅけいかく W計画
キャンバスに彩色したとは思えないほど丁寧に仕上げられた、光沢のある黒い面と白い面は、部分ごとに作られてそれぞれ結合されている。従ってそれぞれの部分の継ぎ目は、まるでキャンバスに割れ目が入ったような効果を持つ。端が丸くなった三つの黒い棒状のものが一点で重なっているだけの画面である。はじめ具象的な絵画を描いていた高橋が、その画風を変えるのは1963年にイタリアへ渡ってからである。フォンタナが切り込んだキャンバスの裂け目が導く無限空間と、その節度ある一種の幾何学的フォルムは彼に新しい手掛かりを与えた。形や色が持つ意味から余計なものを取り除き、還元して得られた無機質な形や色を明確な関係で構成する。ただの無意味なものになるかならないかの、ギリギリの接点に彼は立っている。割れ目を持つ人間の姿のように見えるこの作品では、無機質なものがエロスを伴って、軽やかに蘇生している。(友井伸一「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年01月17日掲載)
カテゴリー:作品
ロココとは?【 美術用語 】 18世紀にヨーロッパで流行した装飾様式。バロック様式に続き、新古典主義に先立つ様式で、広く当時の建築、彫刻、絵画、工芸など美術全体にわたる様式。バロックとロココとは、直線を嫌い、ゆがんだ、凝った装飾を好む点では共通しているが、バロックの力強さに比べて、ロココはむしろ優美で軽快であり、S字形の曲線、非相称の装飾、シノワズリ(中国趣味)を中心とした異国趣味が目立っている。社会背景としては、バロック時代の壮麗な宮殿に対する、新時代の社交場である優雅なサロンの勃興、有力な宮延の婦人たちの趣味の影響などがあった。例えば、暗く重いビロードに代って明るい色の絹織物や錦が流行したのも婦人たちの好みによるものであった。絵画ではヴァトー、ブーシェ、フラゴナールなど、彫刻ではファルコネ、ピガル、建築では、フランスにおけるガブリエルの装飾したヴェルサイユ宮の諸室、ボフランの建てたオテル・ド・スービーズなど、ドイツ・オーストリアではキュヴィイエがバイエルンの宮延にこの様式をもたらすなどした。 |
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