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かきものをするむすめ 書きものをする娘
何かを書いている。テーブルが大きくて、からだのサイズと合っていないのがどうにもほほえましい。暖かい色彩に満たされ、ふわふわと輝く画面。要約された線が、楽しげに行き交う。そこに私たちは、娘の様子を眺める穏やかな視線を感じる。一見、幼さに多くを語らせているように思いきや、構図には慎重で気のきいた力が込められている。この翌年から、彼はいっそう抽象化の進んだ簡潔な表現に向かっていく。(「コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ」展図録、1995年)
カテゴリー:作品
グワッシュとは?【 美術用語 】 不透明な水彩絵具、またはこれを用いた技法、絵画。現代のグワッシュ絵具は、水溶性のアラビアゴムを媒材として顔料と混ぜたものだが、古代エジプトなどでは、顔料をトラガカント・ガムか蜂蜜で練り合わせてつくり出していた。いずれの媒材でも不透明な効果を与えるための増量材を含んでおり、地塗りの色彩を覆うことができる。透明水彩の場合には、ハイライトや明るい色は、紙の白地を利用してつくるが、グワッシュでは白色絵具を混ぜてつくる。またそのため、白色の地塗りによる透明感に欠けるが、乾くとぬれた時よりも明るい色調となり、艶のないしっとりした効果を生む。西洋中世には、彩飾写本によく使われ、16世紀〜18世紀の細密画では、透明水彩とグワッシュを併用して使った。デューラーの水彩による風景画や花や動物の習作もほとんどグワッシュによって描かれている。18世紀のフランス,スイス,イタリアの水彩画家たちは、パステル調の発色をもつ表現を開発。20世紀に入ると、ポスターやイラストレーションなど幅広い分野で用いられている。 |
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