ぐるぐるアートワード
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版画集〈恋人たち〉1. 準クラナッハ選集、“本日休演”による ファースト・ステート



版画集〈恋人たち〉12. …裸にされた花嫁 セカンド・ステート



版画集〈ジャズ〉1.道化師



版画集〈ジャズ〉2.サーカス



版画集〈ジャズ〉8.イカルス



版画集〈聖マトレル〉1.レオニー嬢



版画集〈聖マトレル〉2.テーブル



版画集〈聖マトレル〉3.長椅子のレオニー嬢



版画集〈聖マトレル〉4.修道院



版画集〈石版画集 点より 線より〉5. 線より1



版画集〈ダフニスとクロエ〉9.クロエの接吻



版画集〈ダフニスとクロエ〉11.真昼,夏



版画集〈ダフニスとクロエ〉17.フィレタスの教え



版画集〈ダフニスとクロエ〉41.ニンフたちの洞窟での婚礼の宴



版画集〈ダフニスとクロエ〉42.結婚



版画集〈ドリアン・グレイの肖像〉1. 虹色のスカーフをつけたドリアン・グレイ



版画集〈ドリアン・グレイの肖像〉2. ホース・ランプ



版画集〈響き〉1.赤色の前の二人の騎手



版画集〈響き〉12.即興5



版画集〈響き〉21.騎士の道


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ぼし

母子

作家名:中本達也
制作年:1957年
技 法:油彩 キャンバス
中本達也は自由美術家協会員として活躍し、第3回安井賞を受賞した画家だが、51歳という年齢で志半ばに没したため、いわゆる大家としての名声を得たわけではない。しかし彼の人間追求の画業は、前衛的な表現が隆盛となった戦後の美術史のなかで、独自の位置を占めている。彼の初期の作品には、病に倒れた母の肖像や、自然に鍛えられたたくましい肉体を持つ漁師を描いた作品があるが、褐色の色彩を塗り重ねた重厚な絵膚に、不安や苦悩と共に、生きることの素朴で純粋な意味をも塗り込めている。子と、子を抱き乳を吸わせる母親の姿を描いたこの「母子」も、そのような初期の画風を端的に示した作品と言えるだろう。彼の表現には、生まれ育った瀬戸内の島の心象風景と共に、母性への屈折した憧憬(どうけい)があると言われる。しかしその個人的でローカルなところに根を持つ彼の芸術が、戦後美術の問い直しのなかで改めて注目されている。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年01月24日掲載)


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紫派とは?【 美術用語 】

黒田清輝を中心として形成された明治期の洋画の傾向とその画家たちを指す。ラファエル・コランに学んで1893年帰国した黒田は、印象派の技法と伝統的な主題を折衷したサロン系の外光表現を日本に伝えたが、それまで日本の画壇は脂派と呼ばれる褐色を基調として明暗のコントラストを鳶色と黒で描いた暗く脂っぽい表現が主流となっていたため、黒田の明るく感覚的な外光描写は若い画家たちに清新な感動をもって迎えられた。黒田は久米桂一郎とともに天真動場、次いで白馬会を創立し、また東京美術学校教授として後進の指導にあたり、それらの活動を通じて外光描写は当時唯一の官展であった文部省美術展覧会(文展)の画風を支配するに至った。名称の起りは、陰の部分を青や紫で描いたことを、脂派に対して正岡子規が紫派と揶揄したことによる。ほかに脂派との対比から新派、南派、正則派とも呼ぶ。

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