ぐるぐるアートワード
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宇佐美圭司



宇佐美氏像



ウサンの風車、ブルターニュ



牛田■村



牛と童子



〈失われた心:1004の非常出口〉



失われたパスポート



牛を売る人



宇治川上流之真景図



宇治山哲平



烏図屏風



宇田荻邨



ウダール



内田智也



うちわを背にした女の肖像



ウッドマン夫妻



美しい自転車乗り



腕の中の姉妹



乳母車



乳母車


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ふじんぞう

婦人像


作家名:林武
制作年:1937年
技 法:油彩 キャンバス
生前の林武は、構図についていくつかの著述を残している。そこには、天地の公理は右巻きだが、人間の公理は左巻きであって、その接するところがヘソであるといったことが書いてある。読み物としては面白いのだが、実のところ全く要領を得ない。ところが作品を見ると、林が一貫して構図を追求した画家だったことがよくわかる。やはり画家は作品を通じて語るものなのだろう。この作品は初期のものだが、すでに構図に優れた林の資質がよく現れている。見開いた目、黒く存在感のある髪、うねるようなブラウスのヒダなど、一つひとつは自己主張が強く、騒しいが、まっすぐ垂れた襟の直線、キャンバスの下辺で切れた手などがしっかりと要所を押さえ、見事なまでに一つの画面として統一されている。美しい婦人像とはほど遠いが、生き生きとした躍動感のある画面となっている。自らの構図法を求めて試行錯誤していた若い日の林の果敢さがしのばれるようである。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年09月27日掲載)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006