1873年千葉県に生まれる。1888年
浅井忠に洋画を学び、1890年明治美術会会員となる。東京時事新報社に入社し、報道画家として活躍。1902年太平洋画会会員、京都高等工芸学校講師となり、翌年から聖護院洋画研究所で指導に当たる。1906年関西美術院が創設されると教授となり、1919年から1921年にかけて渡欧、
印象派から強い影響を受ける。帰国後は、
帝展・太平洋画会などに出品し、京都高等工芸学校教授となる。(「みづゑのあけぼの
三宅克己を中心として」図録 1991年)

いまクリックまたは、検索したキーワードの解説
マックス・クリンガーとは?【 作家名 】

19世紀末の
象徴主義的な傾向と、ユーゲントシュティールや
分離派の動きも取り入れた独特の具象的な作風で知られる。1899年には
ベルリン
分離派の結成に参加する。第14回ウィーン
分離派展(1902年)では、代表作となるベートーヴェン像を出品して注目を集め、
銅版画による「手袋」の連作(1881年)は、後のシュルレア
リストたちの関心を引くなど、絵画、彫刻、版画など多岐にわたって存在感を示した。

画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。