ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉2. バルトロマイ 波流戸呂舞の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉3. アルバヨの子ヤコブ 或婆夜の子 屋仔舞の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉4. ヨハネ 世跳の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉5. ペテロ 遍天呂の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉6. アンデレ 案出禮の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉7. トマス 登増の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉8. マタイ 馬鯛の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉9. マフテヤ 摩手也の柵



版画集〈11人のポップ・アーチストII〉4. 夢想



版画集〈11人のポップ・アーチストII〉11. タバコ・ローズ



版画集〈壁〉パラシュートのある壁(表紙)



版画集〈壁〉壁と人間 扉



版画集〈壁〉1. 絵解きの壁



版画集〈壁〉2. 鳥のいる壁



版画集〈壁〉3. 壁のなかで動けなくなった人間



版画集〈壁〉4. 壁のあいだを通り抜けている



版画集〈壁〉5. 壁の前のダンス



版画集〈壁〉6. 口ひげを生やした人のいる壁



版画集〈壁〉7. 人間と壁



版画集〈壁〉8. 壁の前で用を足す人たち


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さる・かにがっせん

さる・かに合戦

作家名:桂ゆき
制作年:1948年
技 法:油彩 キャンバス
先に郷土文化会館で開いた収集作品展で、お年寄りから小学生まで幅広い人気を集めたのがこの作品である。民話さる・かに合戦の終幕、臼(うす)が悪賢い猿をこらしめる場面を、シュールレアリスム(超現実主義)と呼ばれる方法を用いて描いている。臼と猿のこっけいな姿に、作品の前では笑いが絶えなかった。桂は1938年、前衛的な制作を試みる他の二科会出品者と共に九室会を結成し、機知に富んだ作品を発表して注目を集めた。しかし当時の画壇に流行していたダリのような「地平線のある絵」は好きになれず、シュールレアリスムをうのみにした絵は絶対描くまい、と考えていたという。戦後は戦前からの作品を発展させて、身辺の物体や獣などを組み合わせた無邪気で、残忍で、笑いに満ちた物語をくり広げた。この作品もシュールレアリスムをとり入れながら、単に模倣に終わらず、桂の本領であるあっけらかんとしたユーモアを見せている。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年04月12日掲載)


カテゴリー:作品
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ヌーヴォー・レアリスムとは?【 美術用語 】

第二次世界大戦後の、前衛美術の動向の一つをいう。1960年にミラノにおいて、最初の展覧会を開いた際に、批評家のピエール・レスタニーが名付けた「ヌーヴォー・レアリスム」が宣言された。イヴ・クラインを中心に集まった作家たちは、レスタニー、アルマンなどで、「ヌーヴォー・レアリスト」を名乗った。これは、現代社会を新しく創り出された自然とみなし、「新しい現実主義」の美術を示そうというもので、ヨーロッパのネオ・ダダ的な傾向から派生したものと考えられる。例えば、工場廃棄物の単なる寄せ集めや、作家の創作の跡がうかがえぬものを、ただ提示するというだけのものもある。

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