ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


山麓で羊といる少女



サン=ロック教会



サーレ



サー・ウィリアム・マクスウェル将軍の肖像



The Signified or If No.1



The Signified or If No.2



The Signified or If No.3



The Signified or If No.4



The Signified or If No.5



The Signified or If No.6



The Signified or If No.7



ザヴジェル



ザガッタ



雑誌「青騎士」



雑誌「自由」(ラ・リベルテ)



雑誌「微笑み」(ル・スリール)



雑誌「ル・ポンポン」



ザツキン



『ザ・ライフ・オブ・マン』



ザルテン


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さる・かにがっせん

さる・かに合戦

作家名:桂ゆき
制作年:1948年
技 法:油彩 キャンバス
先に郷土文化会館で開いた収集作品展で、お年寄りから小学生まで幅広い人気を集めたのがこの作品である。民話さる・かに合戦の終幕、臼(うす)が悪賢い猿をこらしめる場面を、シュールレアリスム(超現実主義)と呼ばれる方法を用いて描いている。臼と猿のこっけいな姿に、作品の前では笑いが絶えなかった。桂は1938年、前衛的な制作を試みる他の二科会出品者と共に九室会を結成し、機知に富んだ作品を発表して注目を集めた。しかし当時の画壇に流行していたダリのような「地平線のある絵」は好きになれず、シュールレアリスムをうのみにした絵は絶対描くまい、と考えていたという。戦後は戦前からの作品を発展させて、身辺の物体や獣などを組み合わせた無邪気で、残忍で、笑いに満ちた物語をくり広げた。この作品もシュールレアリスムをとり入れながら、単に模倣に終わらず、桂の本領であるあっけらかんとしたユーモアを見せている。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年04月12日掲載)


カテゴリー:作品
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フォートリエとは?【 作家名 】

1898年フランスに生まれる。1964年没する。1909年イギリスへ渡り、12年にロンドンのロイヤル・アカデミーに入って美術を勉強するが、中退する。1917年には兵役につき、第1次世界大戦終了を機に1920年パリに戻る。写実的な絵を描いていたが、1928年初めての抽象的な絵を描く。第2次世界大戦中は対独抵抗運動の中心人物となり、1940年にはパリの郊外に隠れて〈人質〉のシリーズを制作する。パレット・ナイフによって念入りに厚く塗り重ねた淡い色彩によって、既製の形に頼らず、絵画のマチエールの自発的な働きをつむぎ出すようなその作品は、アンフォルメルの源流となっている。アメリカの抽象表現主義に与えた影響も少なくない。1943年と45年には、パリ、ドルーアン画廊で〈人質〉展を開く。1957年にはハンガリー動乱をもとに〈パルチザン〉を発表する。1959年には来日して南画廊で個展を開く。1960年にはベネチア・ビエンナーレで大賞を受賞した。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)

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