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愚か者ども



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おんな



作家名:里見勝蔵
制作年:1933年頃
技 法:油彩 キャンバス
大正の終わりから昭和の初めにかけて、フォービズム(野獣主義)と呼ばれる新しい美術の潮流が日本に伝えられ、若い画家を中心に広範な支持を集めた。フランスでフォービズムの巨匠・ヴラマンクに学んだ里見は、かの地の生々しい息吹を日本に伝えた一人である。この作品は昭和8年(1933)の第3回独立美術協会展の出品作である。カラーでご覧いただけないのが残念だが、鮮やかな朱色で縁どられた女性像が、肌の黄土色や背景の緑、紫など、奔放な色彩のうねりの中に溶け込んでいる。女性の姿はいびつに崩れているが、何よりも原色の重なりあいが美しく、野性的な情熱を揺り動かすかのような魅力を持っている。フォービズムの画家に共通するのは色彩への情熱であり、色彩を物の形を再現する役割から開放して、主観的な感覚を表現するためにだけ用いようとした。その意味で、この作品は典型的な日本のフォービズムの作例だと言えるだろう。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年01月31日掲載)


カテゴリー:作品
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アーキペンコとは?【 作家名 】

1887年ロシアに生まれる。1964年没する(ニューヨーク)。キエフ、モスクワで学んだ後、1908年パリに渡る。古代エジプトや中央アジアの彫刻に興味を持つとともに、キュビスムの影響を受け、彫刻と絵画の融合を目指す。1921年にベルリンに移り、アートスクールを開く。1923年渡米、1928年アメリカ国籍となりニューヨークにアートスクールを開き、後進の指導を行う。1948年アクリルによる透明な立体に着手し、電光と組み合わせるなど、彫刻に新分野を拓いた。リプシッツムーアなどの多くの彫刻家がその影響を受けた。

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