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じさくまえのじがぞう(6) 自作前の自画像(6)
四宮は無機質な室内空間を描く作家として知られている。この作品もそのような一点で、1987年のIBM絵画・イラストコンクールで優秀賞を受賞した近年の代表作である。ここに描かれた空間の上下左右はどうなっているのか、日常の視界に慣れ親しんだ目はとまどいを覚えるのではないだろうか。空間は所々で理解を超えたつながり方をしており、大きく人間の形に変形している。人間の表現ではあるが、そこには物質感が全くない。壁や置かれた箱などひとつひとつは奇妙に実存感を持っているにもかかわらず、紙の端がめくれ上がったかのような壁の表現は、これが描かれたものだという虚構性を強調している。また色彩は黄色と黒という警戒心を喚起する組み合わせで、キャンバスの形の不安定さとともに、見る者の不安感をあおっている。実在と非実在の間を漂うようなこの空間は、揺れ動く現代人の精神的な実在感を象徴しているかのようだ。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年01月17日掲載)
カテゴリー:作品
表現主義とは?【 美術用語 】 20世紀の初頭にドイツでおこった芸術運動。印象主義への反動と考えられる。つまり作品は自然が人間に入ってくる印象(impression)ではなく、人間の精神的なものの外への表現(expression)である、という考え方に立っている。1905年にドレスデンで「ブリュッケ(橋)」というグループが結成された。キルヒナー、シュミット=ロットルフなどの他、ノルデも短期間参加した。原色を多用した激しい色の対比や、線そのものの表現力を生かしたその画面は、抑制に反抗する。創造への衝動をあらわしている。1911年にはキュビズムをとり入れた表現主義的な活動をしたグループ「ブラウエ・ライター(青騎士)」が結成された。短期間の活動ではあったが、マルク,カンディンスキー,クレーらを輩出した。そして第一次世界大戦後は、これらの画家たちはそれぞれ独自の活動を展開していく。なお、フランスにおける表現主義的な活動は、フォーヴィズムと呼ばれ、日本の近代絵画にも影響を与えた。 |
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