ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


クルツヴァイル



クルーガー



クレイン



クレテイユのパリ通り



クレネク



クレメンテ



クレー



黒、赤、金



黒い水滴



クロウェル



黒川紀章



黒崎彰



クロス



黒田重太郎



クロッキー



黒と茶色



黒羽周辺景観図



黒柳正孝



クローグ



クロース


<前 (47/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


じょゆうのし(まりりん・もんろー)

女優の死(マリリン・モンロー)

作家名:岡本信治郎
制作年:1964年
技 法:アクリル絵具 キャンバス
5メートル近くもある大画面に、マンガ風の女性像が横たわっている。描かれているのは、1962年にこの世を去ったハリウッドのスター、マリリン・モンローである。グラマーな肢体、高いハイヒール、そして死の床に置かれていたという受話器など、彼女を象徴するイメージが、派手な色彩とユーモラスな形によって示されている。そこには、スターに対する一種の親近感と、その死をあっけらかんと眺めるほかない空々しさとが、共に虚しく漂っているようだ。作者の岡本信治郎は、このように大衆的なモチーフを明るいマンガ調でとらえてみせる。この作品では、人間的な個性を奪われ、大衆の性的なシンボルに仕立て上げられたマリリンの孤独な死を、いかにもそっけなく描いている。もとより実体のないスター像の空虚さが、そこに露呈されていると言えよう。(竹内利夫「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年08月15日掲載)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

ジャン・メッツァンジェとは?【 作家名 】

1883年フランスのナントに生まれる。1956年没する。1907年のセザンヌ大回顧展で新しい造形に目覚め、11年にはピカソブラックらのキュビスム運動に参加する。1912年にはレジェ、ジャック・ヴィヨンらと共にキュビスムの抽象化を推進するグループ「セクシオン・ドール(黄金分割)」を結成する。また、グレーズとの共著『キュビスムについて』を執筆し、キュビスムの理論的指導者となる。20世紀美術を先導した抽象、キュビスムを考える上で不可欠の重要作家である。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

ジャン・メッツァンジェ

キーワードを含む記事
2件見つかりました。

  アルベール・グレーズ

  ジャン・メッツァンジェ


<前   次>

徳島県立近代美術館2006