![]() |
|||
| データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。 | |||
|
ふすまをぬく 襖を抜く
しゃれこうべが浮き上がる不気味な襖絵。花魁の姿に抜かれた襖の向こう側もまた、奇怪な暗がり。正装の紳士は犬にうつり変わり、ディナーのごちそうは鳥に変貌する。心の奥底を探るシュルレアリスムの手法を用い、山下は恐ろしげな世界に私たちを誘うが、スリラーではない、社会通念にとらわれない想像力を働かせ、鋭い批判精神を生み出すのである。白梅と着物姿をひきあいに出して彼が探るものは、私たち日本人の心だろうか。(「コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ」展図録、1995年)
カテゴリー:作品
セザンヌとは?【 作家名 】 南フランスのエクス=アン=プロヴァンスの裕福な家に生まれ、同級生に後の小説家ゾラがいた。パリに出て印象派の画家との親交を深め、印象派展に出品する。しかし、モネのような光や色の追求ではなく、ものの形を純粋な造形のモチーフとして考え、堅牢な作品を制作しようとした。後期印象派の代表にとどまらず、20世紀の美術思潮に最も大きな影響を与えた一人と言える。「自然を円筒と球と円錐によってとらえる」という有名な言葉を残した。 |
||