ぐるぐるアートワード
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アッベマ



吾妻兼治郎



アデイェミ



アデイェミ



アトランタ1945+50



アトランタ1945+50



アトリエ前の庭



アドゴ



アドラー



アナツイ



アナパ



アバカノヴィッチ



アバロス



アフォラビ



アフリカセイ



アブウー



アブストラクション・クレアション



アブドゥラマーヌ



阿部展也



アベールディス


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あんたいとるど(ぶらっくまん)

Untitled(BLACK MAN)

作家名:大島成己
制作年:1991年
技 法:シルクスクリーン、アクリル絵具 パネル 鉄
目を疑う、という言い方がある。眼前の現実が見過ごせない時に。意味は違うけれどこの人は全てを見過ごそうとしない。自分の目と手を疑ってかかる。はかない一瞥をオーバーな装置にさらし、視線を吟味するのだ。もちろん私たちの目も測られる。自分で思い通りに描くというようなことはしたくない、などと徳島で会った時に話していた。ところで、ぶるっとカメラの中で震えているのは、どうも本人らしい。としたら、これも自画像か。(「コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ」展図録、1995年)


カテゴリー:作品
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孔版とは?【 美術用語 】

版画技法。他の版形式(凸版、凹版、平版)が全て版材に盛ったインキを紙に転写するのに対して、孔版は版膜にあけられた孔をインキが通過することで印刷される。従って原画は左右逆にならず、またインキの盛り上げも自在である。孔版の最も原始的なものはステンシルで、型紙を切り抜き、上から刷毛やローラーで絵具を刷り込む。日本でも古くから、薄い美濃紙を渋で貼り重ねた防水性の渋紙に型を切り抜いて版をつくる合羽版(かっぱばん)が行われている。あまり細かい製版はできないので簡潔な表現に適している。同じ孔版で、ステンシルのより進化したものとしてシルクスクリーンやミメオグラフ(謄写版)がある。これらは版膜を完全に切り抜くのではなく、絹布や紙への目止めによって、インキの通過する部分としない部分をつくる。従ってステンシルのように型が地続きになっている必要はなく、より自由な、また繊細で微妙な表現が可能となる。なお「ステンシル」は広義の孔版をも指すが、普通は上述のような型紙印刷を指す語として使われる。

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徳島県立近代美術館2006