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しののめ しののめ
1906年、兵庫県に生まれる。アトリエでうたた寝する作家の姿だろうか。褐色にまとめられた構成は静かに思い。画中の人も横たわる人も、いたって堅牢、寡黙だ。生の匂いを欠いた、静物のような、まるで亡骸のような人間像。作家の心情をのぞかせるようなものは何もないが、確かな存在感だけは受け取れる。暗い時代にも堂々と自らの課題に打ち込んできた歩みを、ふと振り返るひと時だったのかも知れない。(「コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ」展図録、1995年)
カテゴリー:作品
リストとは?【 作家名 】 1885年から1889年、ウィーン美術アカデミーでクリスティアン・グリーペンケールに師事、その後、ミュンヒェン美術アカデミーでルートヴィッヒ・フォン・レフツおよびパウル・ヘッカーに師事。さらに、パリで学ぶ。1897年、ウィーン分離派の創設に参加。1898年、分離派の展覧会およびカタログ制作の参加。「ヴェル・サクルム」に多数の作品を発表、寄稿。同誌の編集責任者も務める。クリムトグループと共に分離派を脱退した後、1908年から1909年、クンストシャウに参加。 |
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