作家名:
椿貞雄
制作年:1915年
技 法:油彩 板
椿は、大正期に日本の美術界を席巻した細密描写の代表的な作家の一人である。その中でも特に椿や岸田らは、肉親や友人を
モデルとした細密な肖像画の制作に熱中している。古典的な趣の中に、人間存在の原型を追求していたのだといわれる。この作品は、椿を代表する1点であり、この時代の細密描写が語られる際、必ず取り上げられる1点でもある。

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チャールズ・ワーグマンとは?【 作家名 】
ロンドンに生まれる。1857年アロー号事件で中国に渡り『イラスト
レイテッド・
ロンドン・ニューズ』の特派員として広東、香港、マニラをまわる。1860年北京に従軍して、のち帰英。1861年ふたたび中国におもむいて来日。横浜に住み、1862年『ジャパン・パンチ』創刊。おもに風俗画を制作する。門下に
五姓田義松、
高橋由一、
小林清親などが集まるが、1887年帰英。翌年
ロンドンで展覧会を開いたのちふたたび来日した。(「みづゑのあけぼの
三宅克己を中心として」図録 1991年)

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