ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


シュルレアリスム国際展のマネキン人形 マン・レイ作



シュレンマー



春秋(双幅のうち「春」)



春秋(双幅のうち「秋」)



シューブラク



シュールマン



蕉陰煮茶図



障害児用おもちゃの自動車「バイオカー」“ロロ”と“ソロ”



邵氏観梅図



少女の顔



「肖像画・デッサン・宝石展」サル・デ・ザール



象徴主義



聖徳太子孝養立像



「少年の魔法の角笛」/(『ゲルラッハ・ユーゲントビューヒェライ』第4号)



初夏渡航



書簡 今泉氏宛



食前の祈り[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]



植物のシルエット



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より


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はす




作家名:廣島晃甫
制作年:1939年
技 法:絹本着色 額装
徳島市で生まれた広島晃甫は、東京美術学校(現在の東京芸術大学)に学び、戦前の帝展文展で活躍した日本画家である。また一時期、長谷川潔らと日本版画倶楽部を結成するなど、版画家として活躍したことも忘れることはできない。1919年にできた帝展の第一回展、二回展で連続して特選を受賞。一躍注目され、以後、帝展審査員、文展審査員なども歴任した。これは、1939年の新文展に出品された作品で、赤い花をつけた蓮が表されている。細い茎で支えられた大きな葉が、さまざまな表情で寄り添い、茎と茎が複雑に重なり合った様子を捉えている。当時の日本画界には、洋画の写実的な手法を洗練して日本画に生かす傾向があったが、これはその流れのうえで試みられたものといえる。花鳥画を好んで描くようになった晃甫の昭和初期の作風を伺ううえでも意義深い。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年12月16日掲載に一部加筆)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006