ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


石鹸の道d)行為の断片”標的”



石鹸「モンサヴォン」(ジャン・カルリュと共作)



石膏のトルソと花



雪舟坐像



雪中孤鹿、雨中曳牛



雪中芭蕉図



雪後



背中を見せた女



せのひくいおれんじはまんなかあたり



蝉丸



セリュジェ



『セルフポートレート』



セルフポートレート



千秋万歳図



センストレム



「宣誓」に着手した時の3つの手の習作



板を支える両手、3パターンの下向きの手、2つのその他の手の習作



「宣誓」の為の2つの手の習作、前腕を持ち上げている人物の右側部分、4つの足の習作



センターピース



センターピース、あるいは燭台


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●もくじのさくいん

    

    

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せいりゅう

静流


作家名:日下八光
制作年:1924年(大正13年)
技 法:絹本着色 額装
日下八光は、徳島県羽ノ浦町の生まれ。東京美術学校(現在の東京芸術大学)に学び、文展帝展、日展に出品した日本画家である。宇治平等院の装飾画、装飾古墳の壁画などの模写や復元に従事。装飾古墳の研究者としての顔も持つ。 彼の作風は自然の風景を平明に表すところにある。葉を落とした木々の枝一本一本を克明に描き冬の近づく風景を捉えたり、ススキの穂が風になびき、色づいていく秋の山を表現したりするなど、季節の容ぼうを自然の中に読み込み、それを大きく変形せず素直に描き出す。このような作風は、初期の作品から現れている。<静流>は、東京美術学校の卒業制作として描かれたものの一つで、草が枯れ、木の葉の落ちた晩秋から冬に向かう田園風景のなか、ひっそりと流れる小川を描いたものである。ここには、伝統的な技法を習得しながら写生を重ね、自己の表現を見出そうとする若い作者の姿を見ることができる。( 森芳功 「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年10月04日掲載に加筆)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006