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 作家(1701)

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はなみうららか

花見うらゝか

作家名:尾形月耕
制作年:明治後期
技 法:絹本着色
この作品は、桜の花が咲く春の日に、神社に集う人々を表したものである。角隠しをした花嫁衣装の女性たち、あるいは婚礼に参列する人達であろうか、着飾った女性や、階段を登ってくる男性の姿を描きだしている。いずれも、明るくおだやかな表情に描かれている。浮世絵系の作風を基礎としながら、それを近代的な人間表現に変えていこうとする過程を示した作家の作品として貴重な存在である。『肉筆浮世絵大観』などにも掲載されおり、月耕の作品の中でよく知られたものの一つである。


カテゴリー:作品
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尾形月耕とは?【 作家名 】

1859年江戸に生まれる。1920年没する。本名は鏡正之助。姓は、後に田井、その後、尾形家の養子となる。谷文晁、菊池容斉、河鍋暁斎などに私淑した。木版挿絵、風俗錦絵を描き人気作家となった。1891年、岡倉天心の率いる日本青年絵画協会の設立に参加。1898年には日本美術院の創立に参加し、正員となる。日本絵画共進会と日本美術院の連合展で銀賞を受賞したのをはじめ、シカゴ万国博覧会、パリ万国博覧会、日本美術協会、内国勧業博覧会、文展などで活躍し、受賞も重ねた。

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