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なんせんざんびょう 南泉斬猫
「南泉斬猫(なんぜんざんみょう)」とは、禅の公案の一つで、古くから描かれてきた画題である。右幅には、猫を捉え、手刀でその猫を斬ろうとする南泉普願禅師を、右幅には、禅師の問いに答えることができない弟子たちを描いている。渓仙は、この画題の作品を、1918年の日本美術院展に出品した<南泉斬猫・狗子仏性>など、いくつかのバリエーションをつくりながら描いている。これは、そのうちの一点である。自由な筆致による洒脱な味わいがよく表れており、彼の大正期の人間表現を考えるうえで貴重な作品である。
カテゴリー:作品
ニックとは?【 作家名 】 1927年アメリカに生まれる。1948−51年、クリーヴランド・インスティテュート・オブ・アートで、48−51年、ブルックリン美術館美術学校で、57−58年、ニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグで学ぶ。1963年、エール大学で芸術修士号。カーネギー・インスティテュート・オブ・テクノロジーほかで教職歴がある。マサチューセッツ州コンコード在住。ニックは、都会の街頭シーンや、ニュー・イングランドの効外に特徴的なヴィクトリア様式の建物を描く屋外派の画家である。彼はイタリア、ギリシャ、エジプト、ブルガリア、スペインその他の国々でも描いてきた。ニックはペインタリー・リアリズムの体現者でもある。(「アメリカン・リアリズム」図録 1992年) |
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