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木村立嶽



キャバレー、ラパン・アジル



「キャバレー・フレーダーマウス」プログラム



CANBERRA #2



旧徳島城表御殿庭園



旧プラハ



旧ルーヴルの正面玄関



キュビスムについて



キュビズム



教育がすべて



「教会(シュタインホーフ教会)建築に関する解説」



峡谷



京都名所四季図



曲馬乗り−『エスタンプ・モデルヌ』誌より



清塚紀子



清原啓一



清原重以知



清水九兵衛



キリスト(赤)



キリッシュ


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なつすがた

夏姿


作家名:鏑木清方
制作年:1939年
技 法:絹本着色
鏑木清方は、江戸・明治の風俗に哀惜を示して描き続けた作家である。庶民の姿を捉えながらも、そこには、江戸文化の教養に支えられた粋の美意識が流れている。浮世絵以来の伝統を受け継ぎつつ、それを近代の女性表現に結びつけるものとして、近代の人間表現を語るうえで欠かせない存在であろう。とりわけ美人画の分野では知られている。これは、団扇を持った日本髪の女性の涼しげな夏姿を表したもので、昭和初期の作例で、透けるように薄い暖簾から姿を見せる女性の姿を、夏物の着物の生地の質感など、細部に神経を込めて描いた佳作である。


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006