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にわかあめ にわか雨
二曲の屏風に、傘をさす農家の女性を描いたものである。彼女は、にわか雨が降ってきたので、籠が濡れないように急いで片づけようとしている。季節は、枇杷の実がなっており梅雨時なのであろう。酒井三良は、牧歌的な農村の生活を題材にして描き続けた日本画家であり、この作品にも彼の追求した素朴な生活感がみちている。晩年は、水墨による飄逸な画風を見せたが、大正から昭和初期にかけての時期は、洋画の色彩や手法にも学びながら新しい人物の表現を追求した。三良の初期の試みはここからも伺えよう。
カテゴリー:作品
キュビズムとは?【 美術用語 】 1907年から08年頃ピカソとブラックによって始められた芸術運動。立体派と訳される。それまでの絵画の「視覚のリアリズム」に対して「概念のリアリズム」を主張し、三次元的現実社会の概念を二次元的に翻訳するとともに、絵画を一つの美的存在として結実させることを目的とした。セザンヌ的キュビズム、分析的キュビズム、総合的キュビズムの各段階に区分される。ルネッサンス以来の写実的伝統から絵画を解放したものとして、20世紀の最も重要な芸術運動の一つと目される。ピカソの〈アヴィニョンの女たち〉がその最初の作品といわれるが、1908年にマチスがブラックの風景画を「キューブ(立体派)」の言葉をもって評したのが名称の起りとなる。代表的な作家としてピカソ、ブラックのほかに、レジェ、グリス、ヴィヨン、デュシャン、ドローネ、ピカビア、クプカなどの画家があげられる。ほかにアーキペンコ、アンリ・ローランスなどの彫刻家も参加している。 |
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