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うえいびんぐふぃぎゅあ 29 Waving figure - 29
建畠覚造は、彼の作風を追うだけで現代日本彫刻の流れを示すことができるくらい長いキャリアを持っています。制作歴は、1941年に文展で特選となって以来現在まで、半世紀にわたります。その間、作風は人体のデフォルメから有機的・抽象表現主義的作風、有機と無機の関係の追求など、絶えず新しい領域を求めながら変貌をつづけ、素材もまた、プラスチック、セメント、アクリル、ステンレス、アルミなど新しいものを次々と取り入れてきました。この作品は、合板を貼り合わせて湾曲させながら成形し、ポリウレタンでコーティングした柱状のものを3点組み合わせてあります。ここでは、材質的には全くニュートラルで、純粋に形態の問題として波うつ四角の積み木という有機的要素と幾何学形態を融合させたフォルムを出現させながら、詩的世界が形成されています。変貌をつづけた作家のひとつの集大成ともいえる世界でしょう。(安達一樹「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年07月11日掲載)
カテゴリー:作品
クロッキーとは?【 美術用語 】 短時間のうちに、鉛筆、コンテ、木炭などで写生した絵、または素描のこと。速写、あるいはスケッチともいわれる。これは、作品制作の途中で、作家がその着想や閃きを、簡単な材料でひとまず客観化するために、その形態の骨子を描き留めておこうとするときに描かれる。輪郭が重要であることは言うまでもないが、陰影や色彩などを多少伴うことがある。クロッキーは、作品完成のための準備作業の産物ではあるが、作家の創造意欲が最初に形態となって示されるため、生き生きとした創造の営みに、より直接的に触れることのできるものだと言われている。線画と混同されやすいが、線画は輪郭を基調とする絵画を意味するものであり、区別されねばならない。 |
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