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ふなになれるか 鮒になれるか
60年代に次々と実験的な作品を発表して、時代を代表する有力な作家として注目を集めた福岡道雄は、70年代に入ると一転して具象的な作品を作りはじめる。水平な台上に樹木や山、のんびり歩く牛などを配して、心象風景ともいうべき世界を作り出したのである。「鮒(ふな)になれるか」もこの世界に連なる一点で、静かに波打つ水面に鮒と、鮒の姿をまねる少年を並べて、少年の夢の世界を軽妙に造形化している。具象的ではあるが、これらの作品は既成の彫刻の概念ではとらえきれない。それまでの彫刻は、正面や見上げるような視点で鑑賞するのが普通だが、箱庭のような趣をもったこれらの作品は、のぞきこむことを余儀なくされる。また風景など福岡がとりあげる題材は、それまで彫刻の対象として顧みられなかったものである。作品のスタイルこそ変わっても、依然として福岡は既成の彫刻の概念を問い続けているのだろう。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年08月16日掲載)
カテゴリー:作品
遠近法とは?【 美術用語 】 三次元の空間を平面上に、立体感、奥行きを伴って表現するための技法。1436年、アルベルティの『絵画論』において、「絵画は眼を頂点とする三角錐の一断面にほかならない」と、科学の裏付けに基づいて初めて理論的に示された。現実に目の前にある対象物は、われわれの目から遠く離れてゆくに従って、小さく見えるようになる。つまり画面上の消失点(バニシング・ポイント)に向かって幾何学的に短縮され、画面上に示される。これは線遠近法とよばれるものである。これに対して、大気の影響によって、対象のもつ色が変化して見え、その輪郭や明度が不明瞭になることに基づいて遠近感をあらわす色遠近法といわれるものもある。また、線遠近法は透視図法ともいわれることがあり、たとえばレオナルドの「最後の晩餐」は、消失点を効果的に用いた遠近法の一例である。 |
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