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はこはそらにかえってゆく 箱は空にかえってゆく
堀内正和は1911年、京都に生まれる。戦後いち早く抽象彫刻を手掛け、幾何学的な線と面による構成を展開した後、1960年代後半になって、「だまし」や「のぞき」の要素を取り入れた知的でユーモラスな作品を生み出したが、この作品もその頃の一点である。天に向かって伸びた手が箱を支え、その中にまた手が伸びて、箱はそこから離れていく。そしてその箱の中にもまた・・・。「箱は空にかえっていく」という題名をみて、私達は一応それを納得した気にもなるが、よく考えるとなんとなく腑に落ちない。そして中へ中へとはめ込まれて消えていく箱の行方を、何度も目で追いながら、いつまで経っても疑問が解決することはない。誰にでも分かり易い形態をとりながら、作者が「明晰な神秘」と名付けた不思議な空間へと観者は引き込まれていく。そこには、表に現れない作者の深い観念が潜んでいるのである。(竹内利夫「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年01月30日掲載)
カテゴリー:作品
ピカソとは?【 作家名 】 1881年スペインに生まれる。1973年没する。幼少時から卓越したデッサン力を示し、ダ・グァルダとバルセロナの美術学校でアカデミックな技法を学ぶ。1900年から04年までパリとバルセロナの間を往復し、04年からはパリの長屋、洗濯船(バトー・ラヴォワール)に住んでエコール・ド・パリの作家達と交わる。1902年頃から抒情的な青の時代に入り、続いてバラ色の時代を経て、07年に〈アヴィニヨンの娘たち〉を制作、ブラックとも出会う。キュビスムの幕開きであった。1918年頃から新古典主義的傾向に変わり、25年頃からはシュルレアリスムをとり入れる。1933年には雑誌『ミノトール』創刊に参加、37年にはスペインのフランコ政権に抗議して〈ゲルニカ〉を制作した。戦後は〈画家とモデル〉のシリーズや過去の巨匠に題材をとった作品も作り、また日記のように毎日大量の版画を制作した。彫刻、セラミック、舞台装飾、ポスターなどの分野にも手をひろげた。20世紀美術の最高峰の1人といえるだろう。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年) |
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